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「ボーン・コレクター」/ジェフリー・ディーヴァー

【書評】

「ボーン・コレクター」

 作者:ジェフリー ディーヴァー
 出版社:文藝春秋
 発売日:2003/5/1


 今でこそ、翻訳ミステリーも読みますが、以前は登場人物の名前が覚えられないとか、翻訳された日本語がストンと自分の中に落とし込めないとか感じて、全く読まず嫌いでした。そんな私が翻訳ものを読むきっかけになったのが、ジェフリー
ディーバー作、主人公がリンカーンライムのシリーズ作品です。

 その第1作目が『ボーンコレクター』で、捜査中の事故で脊髄損傷し四肢麻痺となった敏腕科学捜査官リンカーン ライムと、パトロール警官のアメリア サックスが残忍な犯人ボーン・コレクターの正体に迫っていくというストーリーです。

 ディーバー作品はストーリー展開が巧みで、答えが見えたかと思ったら、ひっくり返されてと、息つく間もなく最後まで読み切れます。現在、第8作まで翻訳されていますが、どれも一気に読める作品で、翻訳本アレルギー克服の最初の一歩にオススメのシリーズだと思います。

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