【書評】
作者:小川糸
出版社:ポプラ社
発売日:2010/1/5
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と声も失った倫子が山あいのふるさとに
戻り小さな食堂を始めます。一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューの
ない食堂。倫子も周囲の人達も料理を通して再生していくストーリーです。
誰かを想って誰かの為に食事を作り、その想いに応えて頂く。子供の頃は作っても
らって当たり前に感じていだけどそうじゃないと気付くことが大人になることなのか
もしれません。
うちの中坊も、カレーは飲み物とか言ってますが、いつか気付く日が来るのかな?